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ちょっと戻した。というか限りなくデフォルトに近い。

ブログの投稿の腰が重すぎるので、なんとか定期的に更新できるように変えていきたいんだよな。

ムード・インディゴ うたかたの日々を観た

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そういえば観たかったな、と思って借りてきた。 原作は大学生の頃に読んで、今でもお気に入りの小説は何?と聞かれたら、その時の気分によっては答えるくらいには好き。

あの現実とファンタジーが入り混じった世界観を、映像でどうやって表現するんだろうと思ったけど、想像以上に原作の雰囲気そのものだった。

二人が出会って恋に落ちて結婚にいたるまで、賑やかで不安なんかこれっぽちもないあたたかな日々。 昔を懐かしむ感覚に似ている。光の中心にいる感じ。

日常生活をファンタジーで再構築したようなディティールが随所にあって観ていて楽しい。

新婚旅行に出かけたあたりから二人の幸せに影が落ち始める。 唯一の救いだったのは、どんなに状況が変わっても二人はお互いを思い合っていたこと。

自分の運命を予感して、山へ療養に行く時にニコラに「コランをお願い」って頼むクロエ、 クロエの治療代を稼ぐために、やったことのない(それもいい仕事とはいえない)仕事を必死でするコラン。

愛し合っていたからこそ一緒にいる時間が少なくなって、最後を看取ることもできなかったのが余計やるせない。

どんどん画面から色が失われていって、最後モノクロームの世界で寂しいお葬式をするんだけど、本当に寂しくて悲しいラストシーンだった。

結婚式の時の神父がお葬式の受付をしていて、コランが「僕は貧乏だ、クロエが死んだんだ」と言うんだけど、それに対して「僕は貧乏よりマシさ」って答えるの。 悲しかったなー。

棺桶のシーンは少し笑ってしまったが・・。

原作も小説なのにストーリーを通して色の変化を感じたことがとても印象に残っていて、それが映画でも体験できたのはとても良かった。

観ている時はそうでもなかったんだけど、こうして感想を書きながら、ストーリーを最初から振り返ると途端にぎゅっと切ない。

* * *

オドレイ・トトゥは素敵な女優だ。キュートででも男に媚びない自分の芯がある役がよく似合う。クロエもぴったりハマってた! コランは勝手に若い頃のレオナルド・ディカプリオみたいな線の細い美男子を想像してたから、最初は違和感があったけど特に気にならなくなった。 あ、一つ残念だったのは、原作で一番好きなやり取りだった、オオヤマネコちゃんのくだりがなかったこと。

また原作読みたくなってきたな。そういえば岡崎京子の漫画も読んでないや。


映画『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』予告編

学び

二人の間に流れるコンテキストを他人が理解できるわけがない
そう思うと、他人のアドバイスや感想やイメージがとても軽くなることに気がついた